ADHD女子(26)の記録

大学卒業後3年間高校教員をして、社会人4年目にADHDの診断を受ける!「長年の生きづらさはこれか〜」海外で働いみたり、いろんなことに手を出したり、多動・衝動性が強いタイプ🤔当事者でありながら、元教員目線でADHDの生徒対応もちらちら書いてます〜!

【必読】ADHDとは?/ブログの目的

2020年8月、誕生日を迎えて26歳になってから、初めて心療内科を受診した。 

ADHDと診断された。

 

よければ、 まずはこちらもお読みください🙇‍♀️

自己紹介はこちら(前回の記事) - はっぴーがいっぱいblog💟  

 

この記事は少し長めです!こんな感じで構成しております。

 

ADHDとは何か

Attention-Defict / Htperactivity Disorder の略で、「注意欠陥・多動症のこと。

不注意や多動性、衝動性を特徴とする発達障害である。

 

(※ 発達障害には、ADHD以外にも、ASD 自閉スペクトラム症アスペルガー症候群)やLD学習障害)、チック症、吃音症などがある。)

 

不注意:集中して話が聞けない、金銭の管理ができない、忘れっぽい など

多動性:よく喋る、体の一部を動かす など

衝動性:思いつきをすぐ言動にうつす など

 

これらの3つの特性が一気にすべて認められる場合もあれば、一部がより強く認められる場合もあり、一言に「ADHD」といっても個人差がある。

 

(ちなみに私は、すべてが当てはまります。でも特には多動性・衝動性が強いかな?)

 

また、これらの特性による症状は、一般的に誰にでも見られるもの。

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 🔼私が実際に診断された時にいただいたリーフレットを参考に、ADHDに見られる症状の一部をまとめた表。●印がついてるものが実際に私が当てはまる症状。

(日本イーライリリー株式会社が作成した「大人の発達障害ご存知ですか?」)

 

表が見にくいと思うので… 例えば。

「会議中・仕事中に落ち着かずそわそわしてしまう」

「家事をしている時に別のことに気を取られやすい」

「おしゃべりを始めると止まらない」

「衝動買いしてしまう」

「衝動的に人を傷つけるような発言をしてしまう」

「課題でケアレスミスがよくみられる」

「仕事を最後まで終えることが難しい」

「約束の時間にいつも間に合わない」

「約束を忘れてしまう」

 

など。

 

ここまで見ると、

「あれ、これ私結構当てはまる…自分もADHD…?」と思う方もいるかも。

 

 

そう。実はADHDの特徴は、誰にでも当てはまる。

 

 

発達障害の特性は、多かれ少なかれ、誰もが持っている」

 

 

ただ、実際診断がくだるのは、

これらの症状があり、その程度が年齢(発達の水準)に不相応で、頭ではわかっているのに同じミスを繰り返したり、後先考えずに行動したり、あれこれと動き回ったり、日常生活や学校、職場などで支障をきたしている、と判断された場合である。

 

 

私は大学時代に「ADHDかも?」と思いながらも診断を受けなかった。

それは、思っただけで、特に日常生活で困ったことがなかったからである。今思えば生きづらさはあったかもしれないが、みんなそんなもんやろ、って思ってたし、薬によって改善できることも知らなかった。

 

(って言っても、周りには迷惑かけてたかも…この場をお借りして謝ります。ごめんなさい🙇‍♀️)

 

特に困ることがなければ無理して受診する必要はないし、それに悩む必要もないと思う

 

心療内科/精神科/メンタルクリニック等、発達障害を診断してくれる医療機関は、数多くあるが、いずれも予約が取りづらい。

 

ADHD傾向のある人は予約を取るのが本当に苦手。

実際私も、受診するまでの道のりがいばらすぎて、泣いた。それで辛い思いをするくらいなら、「これも個性」と割り切ってもいいと思う。

 

それに、今だから言えるけど、ADHDと診断を受けると、必要のないところまで「私はADHDだから」「自分は発達障害だから」と卑屈になってしまいやすくなる。

 

ADHDの特性は、時に生きづらさをもたらす「障害」でもあるが、時には人にはできないことをさせてくれる素晴らしい「個性」にもなり得る。

 

特に子供のうちは、親・家族、先生がうまく理解し、サポートできれば、ある程度の生きにくさというのも回避できると思う。また、学生の間も、「お前変わり者、でも面白いよな!」と言ってくれる最高の友人に出会えれば、何とか楽しく過ごせる。

 

だから。焦らず、自分を受け入れ、「自分は何が苦手か」「何をすると幸せと感じるか」を分析し、幸せに感じることを仕事にできるよう、準備することに焦点を当てた方が、「自分はADHDと診断されたから○○はできないだろう」と、可能性を狭めなくて済むかもしれない。

 

(※これについては、詳しくは次の記事の最後でまとめたよ♩

001 心療内科に行った理由① - はっぴーがいっぱいblog💟

 

っと、これはあくまでも私個人の意見。

私はそう思って26歳になるまで生きてきた。反対に、「受診した方がいい!」という人もいる。受診して安心したい、とか、やっぱり薬で改善したい、とか。そこはいろんな人の考えを見て結局は自分が判断するところかも。 

 

 

じゃあなぜ、心療内科を受診した…?

私は、この特性により、ついには、困ることができてしまった。他人に迷惑をかけたり、自分で自分をコントロールできなくなったりした。

 

特に社会人になって、仕事をする中で、お給料をもらい、責任が発生しているのに、ある分野では人と同じようにできない。それで、理解やサポートの得られる職場であればよかったが、そうでなく、散々に注意され、自分でも自分を責め続け、「死にたい」「もう働きたくない」と追い詰められるようになり、受診した。

 

 

ちなみに、ADHDの症状は大人になってから落ち着くケースもあれば、大人になって発症するケースもある。その場合は、「大人のADHD」となる。

 

この大人のADHDは、子供の頃に発覚するADHDと違い、仕事で接する以外はただの赤の他人に、そこまでの理解とサポートを得られるかが非常に難しい。

 

実際、大人になって初めて受診し、発覚する、というケースも多いそう。

 

 

このブログで伝えていきたいこと

 ・ADHDは悪いことではない。多くの人が不注意でミスをすることはあるし、たまには衝動買いをする。逆に、部屋が散らかっているからなど、簡単にADHDと決めつけるのも違うと思う。悲観しないで〜😣😣

 

・このブログは、不安を煽るものでもなく、不安になった方や同じような症状を持つ方に私の例をお話し、少しでも安心してもらったり、生きやすさを感じて欲しいのが目的の1つ。

 

ADHDや大人の発達障害を全然知らない人に知ってもらい、こういう人もいる、と頭の片隅で知っておいて欲しいのも目的の1つ。

 

・私はこの診断を受けて多少なりともショックを受けた。

と同時に、ADHDだからできない」ではなく「ADHDでもできる」ということを証明したい思って書き始めたのも目的の1つ。

 

ADHDがなんだ、発達障害なんて甘えだ、という批判もあると思う。

正直怖い。

甘えを正すだけで治るなら、私はすごくすごく努力する。というかしてきた。

しょうもないミスのせいで、自分の稼いだお金も損するし、不注意と多動のせいで、体も怪我しまくる。痛い。

人に迷惑かけちゃうけど、それ以上に自分にも迷惑かけてコントロールきかなくなる。

 

努力したけど、自分一人では治せきれなかった。

 

「わかってるんです…わかってるけどできないんです…」何度も悔しい思いをして言った言葉。

 

そういう意味では、ADHDは、障害である。 障壁であり、害でしかない。

 

だから心療内科に行ったし、今は薬を飲み、副作用で苦しい思いをしたのを経て、少しずつ改善できるようお医者さんにアドバイスをいただいている。

 

 

このブログは、できないアピールでもなければ、できないから許してください、とお願いするものではない。またそれを助長するものでもない。

 

心療内科に最初行くのは勇気がいることだし、家族に打ち明けるのも勇気がいると思う。

そんな人を応援したり、共感しあってちょっとでも気持ちが楽になってほしい。

 

だから、このブログは批判する人に向けたものではないことをわかってもらえると嬉しい。

 

なお、私の活動の最終目標はこちらに書いています🦄

👉私の最終目標 - はっぴーがいっぱいblog💟

 

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